クリス其の一_26

もう一人の僕の名はクリス
海の底に居る
年に一度、花の咲く季節に
私は、彼を引き揚げに行く
クリスは、ほとんど光の届かない深い底に居て
小さなイスに腰掛けている
僅かな光が、ゆらゆらと薄いカーテンを足下を照らしていて
飽きる事無く、それを見ている
そう、クリスは飽きない
一つの事を、いつまでも続けている
或る時は、ただ呼吸の繰り返しのみで過ごし
或る時は、雲をただ追い続けた
今は、じっと魚の声を聞いている
そんなクリスに恋い焦がれて
私は、また会いに行く

theme : 幻想小説
genre : 小説・文学

宿の夕食_25

宿の水貯めの脇で寝ていると
ヤシの影が変に動くので、見上げてみると
宿の使用人らしき男が、鎌を持って上っている所であった
ヤシの実でも取るのかと思ったが
木の途中までのぼると、鎌を幹にザックリと振るった
鎌はヤシの幹深くに食い込んだが
男はこれをヒョイと抜いて、素早くヤシの木を降りた
すると、切り口から湧き出るように蟻が現れ
地上に向かって降りだした
湧き出る蟻は、止まる事無くあふれ
たちまちにヤシの木は、蟻で赤く染まった
その後、無数の蟻達は、赤い絨毯となって
何を思ったのか、水溜の中へと入って行った
入水したからと云って、すぐに死ぬわけでもない蟻は
後から入ってくる蟻に押されて、水面を赤く染めはじめた
ほどなくして、全ての蟻が入水すると
水面は、まったく蟻で埋め尽くされた
宿の女中が現れ、そこにマッチをシュッと擦ると
水溜に火を付けた
蟻はまるで、油か何かのように
勢いよく燃え、あっという間に火の海と化した
パチパチと燃える蟻は、一時間位は燃えていただろうか
火が消えた後には、水溜は蒸発して
あたりには、甘く香ばしい匂いが残った
変わった蟻退治があるものだと思ったが
今度は、数人の男達がシャベルを担いでやってきて
焼けた蟻の中程を掘り始めた
まったく、今度は何事かと思っていると
じきに、バナナの葉に包まれた、大きな包みが出て来た
匂いからして、何かの肉である事が直ぐに分かったが
正直、食欲が湧いた
その夜の宿の飯は肉料理で
甘い香りがして旨かったが
何の肉だかは、分からなかった。

theme : 幻想小説
genre : 小説・文学

手袋してても演奏出来るテルミン!

今日はちゃんと防寒して行きましたよ。お台場。
でも、人が少ないなぁ〜寒いし、成人式だしね。
それでも、相変わらず色々な国の方々が足を止めてくれる。
なんだか聞いた事の無い言葉の、ヨーロッパ系の方が来て
流暢な日本で話しかけられてびっくり。

いつも韓国の方には、うけが良いというか、
きっと珍しいんでしょうね。
気風の良い所も見せてくれました!カムサハムニダ〜!

あんまり寒いので、手袋してみたら?!

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ありゃ、ぜんぜん演奏出来るよ、もっと早く気づけばよかった。
手袋して演奏出来る楽器てのも少ないよね。
これで冬も安心。



映像は、こないだのライヴのですが・・・
もっとリラックスして聞いてもらいたいのに
本人がこんなに力んでちゃリラックスできないよね。
現在、フォームから直し中です。

theme : テルミン
genre : 音楽

蘇生_24

行き倒れて居ると、ベック法師がやって来た
用があるからと、頭の上あたりに座ると
私は息を吹き返した
最初に見えたのは、青空だった
ああ、こんなに広いものだったかなぁーと思って居ると
法師が覗き込んで、起きろと云い
私のこめかみにカギを差し入れた、すると
頭の八方にマドが開いて、風通しがよくなった
直接脳で見ているらしく
360度の景観は気持ちがよかった
また少しやる気になったような気がした

theme : 幻想小説
genre : 小説・文学

元旦テルミン演奏会終わる!

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テルミン演奏会が終わりました。
予想外のお客様で、店内は満席御礼!
まったく、有り難うございました。
逆に評価が怖い所ですが、テルミンの調子もよく
松田的には、出し切った感じの演奏会でした。
もうラストの曲は腕がもちませんで、スミマセン...
もっと練習せねば。

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いつも問題のアースは、お店の外の縁石にわずかに顔をのぞかせた草の横に土を見つけて、アース棒をグサリ!
やっぱり地球と直結のアースは音がイイです。

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テルミン体験講座も大人気
みんなやってみたいのね。

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しかし、いつもの大道とは違って、お客さんの観る力をもの凄く感じました
おもわず、こちらも力んでしまいましたが
本当は、リラックスできるような演奏がしたいですね。

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修行は続きます。


theme : テルミン
genre : 音楽

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Author:matsuda37
瞑想と妄想を違えてえていた事に気付いたのは、既に四十を過ぎてからでした。
もう取り返しが利かないので
このまま逃げ切ります。

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