クリス其の一_26
もう一人の僕の名はクリス
海の底に居る
年に一度、花の咲く季節に
私は、彼を引き揚げに行く
クリスは、ほとんど光の届かない深い底に居て
小さなイスに腰掛けている
僅かな光が、ゆらゆらと薄いカーテンを足下を照らしていて
飽きる事無く、それを見ている
そう、クリスは飽きない
一つの事を、いつまでも続けている
或る時は、ただ呼吸の繰り返しのみで過ごし
或る時は、雲をただ追い続けた
今は、じっと魚の声を聞いている
そんなクリスに恋い焦がれて
私は、また会いに行く
海の底に居る
年に一度、花の咲く季節に
私は、彼を引き揚げに行く
クリスは、ほとんど光の届かない深い底に居て
小さなイスに腰掛けている
僅かな光が、ゆらゆらと薄いカーテンを足下を照らしていて
飽きる事無く、それを見ている
そう、クリスは飽きない
一つの事を、いつまでも続けている
或る時は、ただ呼吸の繰り返しのみで過ごし
或る時は、雲をただ追い続けた
今は、じっと魚の声を聞いている
そんなクリスに恋い焦がれて
私は、また会いに行く











